【愛と指輪の深い関係】結婚指輪はどうして左手の薬指?世界共通?

結婚指輪はどうして左手の薬指?世界共通?
結婚に憧れる人が皆、一度は想像したことがある、永遠の愛を誓う感動の指輪の交換シーン。二人の結婚をお祝いしてくれる人たちを前に、心と心を強く結ぶ約束の瞬間、とっても素敵ですよね!
日本においては、当然のものとして、結婚指輪を左手の薬指につけるのが定番化しています。
しかし実は北欧などの国では右手の薬指であったり、インドなどでは足につける地域もあるんだそうです。どうして日本などたくさんの国で左手の薬指が定番化されたのか、少し調べてみました。
古代から、左手の薬指は心臓につながっていて、その愛の静脈血管から、愛が溢れるパワーが薬指に流れて来ると考えられていたそうです。さらに左手には「信頼」の意味が、そして薬指には、名前の通りに、病気や傷を治すパワーを持っている指だとも信じられていたらしいのです。このような人々の思いや、色々な祈りを込めて、永遠の愛を誓うために、左手の薬指に指輪つける習慣ができたと言われています。 また他の言語には、薬指に『創造力が宿る』とされていて、さらに切れ目のない「指輪の丸い形」が「永遠」を示すことで「信頼する相手と幸せな生活を造る・永遠の約束」を意味するとされています。
今ではこんなに当たり前の習慣となった結婚指輪の習慣も、はじめは指輪の交換ではなく契約の意味とする「鉄のバンド」を贈っていたそうですよ。他にも、紀元前には「花嫁をお金で買った証明として、花嫁の父親に指輪を渡していた」なんていう記録もあるらしく、今では到底、考えられない話があったようなのです。しかも、驚くことに、そもそも指輪の起源は、アクセサリーや装飾品としてではなく、刑罰の一つとして鉄の指輪をつけさせたところから始まっているらしく、なんとも恐ろしいものだったなんて、想像を超えて、ショックですね。
その後、 9世紀以降に夫が妻に指輪を贈る習慣が始まったとされ11世紀ごろのヨーロッパで結婚式の時に指輪の交換をすることが一般化されるようになり始めたということです。実は、日本に結婚指輪の交換が伝わってきたのは 、戦後、高度成長期の頃なのだそうです。 今となっては、こんなにポピュラーな習慣も、日本においてはまだまだ浅いとされる“結婚指輪の歴史”なのでした。最近ではおしゃれやファッションで小指や関節、指先などにつける指輪なども人気で、カジュアルに楽しめるようになっています。もしかしたらこの先、結婚指輪においても新たな習慣が生まれるかもしれませんね。