婚約指輪、結婚指輪の素材選び6|パラジウム編

婚約指輪には、デザインだけでなく、どの素材を使うかによっても重要な要素となってきます。
その素材のひとつがパラジウムですが、プラチナと同じく白金族元素である貴金属です。
金銀銅と違って、あまり日常生活では触れる機会がない貴金属ですが、歯の被せ物や工業用の食材としても用いられます。
プラチナより希少価値が高いが手ごろな価格なので、指輪の購入費用を抑えて収入が少ない人や家の購入や結婚披露宴などに回したいという人にとっては、最適な指輪といえます。
また素材の特性としては、変色、変質に強いという事が挙げられます。
婚約指輪は結婚をすれば結婚指輪に切り替えるので、限られた期間だけ身につけるアイテムですが、やはり愛の証ですから、その美しさはいつまでも残っていたいと思うのは当然です。
パラジウムにしておけば、同じ状態を保ち続ける事ができるというのは、大きな魅力と言えます。
なお、パラジウムを選ぶならば、金属アレルギーに注意しなければいけません。
これまで金属アレルギーが出てなかった人でも、パラジウムの指輪をつけ続けていると、金属アレルギーを発症することが多いという報告があります。
金属アレルギーとなれば、一度発症してしまうと、完治することが難しい病気ですから、既に金属アレルギーになっている人は、パラジウムを避けたほうが良いでしょう。