指輪の予算ってどう決めればいい?相場や価格のポイントとは【静岡市】

これから婚約指輪・結婚指輪の購入を控えていて、「どれくらい金額がかかるのか不安」と考えている人も多いのではないでしょうか。一生のうちに何度も買うものでないからこそ、費用の予測もつけにくいものです。
ここでは、先輩カップルたちが結婚指輪や婚約指輪にかけた平均金額や、価格の変わるポイントを紹介します。予算を考える参考にしてみてください。まずは結婚指輪から見てみましょう。
相場
結婚指輪にかける費用の平均は、「ゼクシィ結婚トレンド調査2019調べ」によると、ペアで24万2000円となっています。男性の平均金額が11万1000円、女性が13万1000円、宝石の有無などで多少の金額の差があるようです。
結婚指輪の相場は、カップルの収入や年齢によっても変わりますが、20~30万円であると言えそうです。ペアを20万円以下で購入できる指輪もあれば、50万円以上かけているカップルもいます。あくまで購入前の目安にしてください。
また、購入のスタイルは男性が贈る婚約指輪とは違い、男性が全額支払うケースや、お互いに贈り合うケースなど様々です。婚約指輪を購入せず、結婚指輪を号かにするカップルや、婚約指輪のお礼に女性が多く支払うケースもあるようです。
オーダー方法
指輪のオーダー方法によって、考える予算も変わってきます。婚約指輪と結婚指輪の主なオーダー方法は、既製品、セミオーダー、フルオーダーの3種類です。
一般的に、ゼロからデザインを考えるフルオーダーが最も費用がかかると考えられています。デザイナーがデザイン画を起こしたり、熟練の職人の技術を必要としたり、たくさんの手間と時間画がかかるためです。
完全オリジナルの指輪を作れますが、費用面からセミオーダーを選択するカップルが多いようです。限られた中から、素材やデザインを組み合わせていくセミオーダーの方が費用が抑えられます。既製品は好みのブランドがある場合などに選ばれています。
使用する素材や宝石、ブランドによって価格は変わりますが、既製品の相場はペアで9~30万円、セミオーダーは1本8~15万円、フルオーダーで1本10~35万円くらいが相場のようです。
こだわり方によっては、フルオーダーでも既製品より安く注文することも可能のようです。下見や試着をして、しっくりくるデザインやサイズが見つからない場合は、オーダーメイドも検討してみてはどうでしょうか。
価格の変わるポイント
結婚指輪選びで最も重視されているのがデザインです。長く身につけるものなので、気に入ったものを購入したいのは誰しもが思うところででしょう。しかし、予算にも上限があるはずです。価格の変わるポイントを見ておきましょう。
■素材
使う素材やによって価格が変わります。結婚指輪、婚約輪指輪共に、最も選ばれ、最も高価な素材がプラチナです。プラチナは変色や変質の心配が少なく、金属アレルギーも起こりにくい金属のため、人気の定番素材です。
しかし、産出量はゴールドの30分の1程度、原鉱石1トン当たりから指輪一つ分程しか採掘できないため非常に希少価値の高い金属なのです。価格も当然高くなります。その希少価値と、白く輝く純粋性からブライダルジュエリーに多く用いられます。
次いで選ばれているのがゴールドです。ゴールドはカラーのバリエーションも多く、日本人の肌色になじみやすいため人気が高い素材です。プラチナに比べ、費用は少し抑えることができます。
プラチナもゴールドも使用する量に価格も比例します。大きいサイズや幅の太いデザイン、厚みのある指輪の方が価格も高くなります。
近年注目され始めている、チタンやジルコニウムなどは、硬度も高く、アレルギーの心配も少なく、さらに価格を抑えられる素材です。予算の問題だけではなく、素材としても優秀なので、候補の一つに考えてみてください。
■デザイン
デザインで最も価格に影響するのは宝石の有無でしょう。宝石の質や大きさ、使用する数でも価格は変わってきます。結婚指輪に宝石を飾った割合は、女性で約7割、男性は3割以下、宝石の種類はダイヤモンドが7割以上を占めています。
ダイヤモンドが一つだけ飾られた上品なデザインから、表面を一周ぐるりとダイヤモンドが飾られたエタニティリングなど、ダイヤモンドの配石の方法も様々です。婚約指輪との重ね付けを考慮して、シンプルなデザインを選ぶ人も少なくありません。
婚約指輪
婚約指輪の予算のポイントを見てみましょう。常に身につける結婚指輪とは、また少し異なる考え方があるようです。
■相場
婚約指輪にかけた金額は、平均で36万8000円となっています。以前は「給料の3か月分」と言われていましたが、結納をすることが当たり前だった時代の話です。現在は20~40万円くらいが相場のようです。
購入方法も以前とは異なり、男性が購入して送るだけではなく、約4割のカップルがふたりで選んだと回答しています。また、結婚指輪に比べ、年齢が高いほど高価な指輪を選んでいる傾向があります。
■ダイヤモンド
婚約指輪も結婚指輪と同様に、オーダー方法や素材によって価格が変わります。しかし、婚約指輪で最も価格に影響があるのはダイヤモンドでしょう。ダイヤモンドの品質や価値は、国際的評価基準である「4C」によって決められます。
カラット(重量)、カット(研磨)、カラー(色)、クラリティ(透明度)の4項目から評価されるダイヤモンドは、それぞれのグレードによって価格が変わります。特にカラット数が価格への影響が大きいです。
カラットはダイヤモンドの重さを表す単位です。1カラット(1ct)は0.2グラムと定義されており、重さが増すと自然と大きさも増します。婚約指輪で選ばれている平均は0.2ct~0.4ct、大きさで言うと約3.8mm~4.8mmです。
総合評価で価格が決まるため、相場を表すのは難しいですが、0.2ct~0.4ctのダイヤモンドの平均価格は30万円前後のようです。サイズや価格の目安にしてみてください。
■デザイン
婚約指輪のデザインで最もイメージされるのが「ソリティア」というタイプです。一粒ダイヤモンドを指輪の中心で留めた、王道のスタイルです。男性が一人で購入するのはソリティアが多いようですが、カップルで購入すると違う結果になることもあります。
センターストーンの周りに小粒のダイヤモンドを配した「メレ」や、アーム部分にダイヤモンドを石畳のように敷き詰めた「パヴェ」、同じ粒のダイヤモンドを途切れることなく並べた「エタニティ」なども人気のデザインです。
それぞれのデザインで使用するダイヤモンドの数や大きさが違うので、当然価格も異なります。男性と女性でイメージしているデザインにギャップがある可能性もあるので、相場だけでなくふたりの意見も確認しておくことが大切です。
まとめ
結婚指輪、婚約指輪の予算を決める考え方のポイントを紹介しました。どちらもオーダー方法と、素材・宝石によって価格が決まってきます。
相場はあくまで目安です。金額の高さが思いの強さに比例するわけではありません。ふたりの結婚生活と共に歩んでいく、大切な指輪選びの参考にしてみてください。