相場から見る婚約指輪や結婚指輪の予算の決め方【静岡】

生涯愛し続けるという誓いを示すために女性に贈る婚約指輪や、ふたりが夫婦としてパートナーでいることを誓い合う結婚指輪は、いずれもふたりの愛を象徴するもの。
「婚約指輪は給料3ヶ月分」というフレーズも有名ですが、カップルによって予算はそれぞれです。しかし、世間の相場も気になるところですよね。
今回は婚約指輪や結婚指輪の準備を考えているあなたに予算を決める際のポイントをご紹介します。
婚約指輪の相場とは?
結婚情報誌ゼクシィが2018年に調査した婚約指輪の価格相場の結果では、半数以上の59.3%が20~49万円の間の価格で婚約指輪を購入しています。
その中でも30万円代という価格が26%を占め、得に多い相場価格となっています。
「給料の3ヶ月分」に値するほど高価な婚約指輪を実際に贈っている人は少数派であり、それぞれのカップルに見合った予算内で婚約指輪を選んでいることが現代の相場価格に反映していると言えます。
結婚指輪の相場とは?
夫婦ふたりの結婚指輪の総額相場価格は、27.3万円と言われています。男女別で見ると、男性が11.9万円、女性が15.4万円と、女性の方が高価な価格でそろえていることがわかりました。
婚約指輪は女性が身につける指輪であり、日常使いよりもおしゃれや財産としての見方が強いですが、結婚指輪はふたりペアにして四六時中身につけることを目的としたものです。
デザインだけではなく、着け心地やふたりのオリジナル感などが結婚指輪の相場価格に反映されています。
指輪の価格に違いが生まれる理由
デザイン
指輪のデザインとは、幅や宝石など見た目に関わる装飾を指します。デザインや、宝石の数、宝石の大きさによって価格は変動します。
結婚指輪の場合には、女性は男性に比べてデザインに凝ったり、ダイヤや誕生石などの宝石をあしらったりする傾向にあるため、男性よりも高額になることが傾向のようです。
素材
指輪に使われる素材も価格を左右する要因の1つです。素材は傷の付きやすさや、ゆがみの生じやすさ、変質のしやすさなど指輪の耐久性に影響します。
婚約指輪や結婚指輪の中で、最も高価でメジャーな素材がプラチナです。日本語では白金と言われるほど白の色合いが強いことが特徴で、変色や変質がしにくいうえに希少価値が高い素材と言われています。
そのためプラチナを使用した指輪は高くなる傾向になっています。
また、素材の種類だけではなく、素材の使う量も価格に関わるポイントです。幅の細い指輪は使用する金属が少ない分価格が下がることがあります。
宝石などの装飾をあしらわない男性の指輪でも幅のある指輪のデザインを選ぶことで、高価になる可能性があります。
ブランド
有名なジュエリーブランドは長い歴史の中で確かな実績を積み上げて格付けされていき、高い信頼性を得て、多くの人から強い憧れを抱かれています。
確かな技術と、まるで芸術のような美しさがあることからブランドそのものが持つ価値が高くなっています。ブランドは価格を左右するポイントであると言えます。
購入方法
指輪を購入する際には、主に以下のような3つの方法があります。購入方法によっても価格に違いが生じるので、それぞれの購入方法を確認しましょう。
【フルオーダー】
フルオーダーはデザインを依頼して世界に1つだけの指輪を作成してもらう方法です。ふたりのこだわりポイントをおさえ、好みを反映させることができるので満足度の高い指輪が仕上がる可能性があります。
フルオーダーは購入方法の中で最も高い価格であり、ペアで作ってもらうとなると約30~50万円が相場となっています。
【セミオーダー】
セミオーダーとは用意のある指輪のパターンから好みを反映させて指輪を作ってもらう方法です。お互いのイニシャルや記念日の刻印をしてもらえるので、セミオーダーでもふたりだけのオリジナルな指輪にすることができます。
相場価格は1本あたり8~15万ほど。フルオーダーよりも低い価格におさえられます。
【既製品】
指輪の購入方法の中で1番リーズナブルに購入できる既製品。フルオーダーやセミオーダーは完成まで実際の指輪を確認することができないですが、既製品は指輪を確認しながら選ぶことができます。
着用感やデザイン、着け心地を確認して購入できるので安心感を特に感じることができます。婚約指輪では半数以上の人が既製品を選んでいるという調査結果も出ています。
予算を立ててから指輪選びをしよう
婚約指輪や結婚指輪を選ぶことはふたりにとって初めての経験ですよね。
もしも高額な指輪を気に入って購入すると、思いもよらぬ出費になり、挙式や結婚生活に支障が出る可能性があるので、ふたりで計画的に予算を立てることがオススメです。
指輪に対する予算決めはカップルの収入や状況、ライフスタイル、お金の価値観によって異なりますが、世間の指輪の相場は参考になります。
今回の記事を参考にしながら、ふたりの納得する指輪選びをしていきましょう。