結婚式で行う指輪交換を美しく見せるコツ【静岡市】

結婚式では、結婚指輪を交換することが一般的な儀式です。しかし、いつもとは違う厳かな雰囲気や、失敗したくないという思いから、指輪交換に緊張してしまう新郎新婦も多くいます。
式場では、結婚指輪の交換について、当日レクチャーがあることが基本ですが、事前に流れやコツをおさえることで、落ち着きながら結婚指輪の交換に挑むことができます。
今回は、指輪交換の意味や、指輪交換の流れ、動作の注意点などをご紹介。指輪交換を落ち着いて行い、美しく見せるためにおさえておきたいコツをご紹介します。
そもそも指輪交換の意味とは?
牧師さんや、神父さんを前にして行う結婚式。儀式の中には結婚指輪の交換が含まれていることが一般的ですが、なぜ指輪の交換が行われているかご存知ですか?
結婚式で指輪の交換が行われるようになったのは、中世時代、ヨーロッパで行われていた結婚式がはじまりだったと言われています。
指輪の交換に込められた意味は、“信頼の証しを形にして、両家の結びつきを高める”という意味と、“永遠を意味する指輪を交換することで永遠の愛の誓いを目に見える形にする”という意味があるそうです。
現代においても指輪交換の意味は変わらず、今の日本では、教会での結婚式に限らず、神前式や人前式、仏前式でも定番となっています。
指輪交換のタイミングと前後の流れ
教会で行われる結婚式の流れは、まずゲストが入場し、開式の辞の後に新郎が入場。続いて新婦が入場します。
讃美歌を斉唱した後は、神への祈りが行われ、夫婦として歩んでいく誓いの言葉を交わします。
その後、結婚指輪の交換を行い、誓いのキスを交わし、結婚誓約書にサインをして、閉式の辞の後、新郎新婦が退場するという流れが一般的です。
落ち着きのある優雅な指輪交換を目指すのであれば、指輪交換に至る前までのプログラムと、指輪交換をした後の流れを把握し、指輪交換のタイミングを知ることが重要です。
指輪交換の流れ
では、指輪交換の具体的な流れをみていきましょう。流れとともにおさえておきたい注意点にもご注目です。
1.新婦のグローブを外す
ウエディングドレスを着る結婚式の際には、着用することが多いグローブ。指輪交換できるように着用しているグローブをまず外します。
このとき、胸の高さくらいまで手を持ち上げ、手のひらを自分側に向けながらグローブの指先から外していきます。
指先を外した後は、グローブを引っ張るのではなく、自分の肘を抜くようにした動きでグローブを外すと、エレガントな印象を与えることができます。
外したグローブは近くにいる介添人に渡し、反対側のグローブも同じようにして外します。両手のグローブを外して指輪交換の準備をします。
2.新郎新婦が向き合う
グローブを外したら向き合う合図が出ます。合図に合わせて新郎新婦は向き合いましょう。
このとき、急ぐようにして向き合うよりは、ゆっくりとした動作で向き合うように意識することがポイントです。
落ち着きのある優雅さやエレガントさを意識するのであれば、1つ1つの動きにも落ち着きを出すことが大切です。
3.新郎から新婦へ指輪をつける
指輪交換の流れとしては、まずは「新郎から新婦へ」「新婦から新郎へ」が基本です。
まずは新郎が指輪を受け取り、新婦は新郎が指輪をつけるタイミングに合わせて左手を差し出しましょう。
新郎は新婦の手を、指輪を持っていない手で下から支えながら、指の奥まで指輪を通します。新婦は指輪をつけてもらう際、肘を90度にして指先から肘を一直線にするような形にすると、上品で美しい指輪交換になります。
また、手に力が入っていたり、むくみやすい時間帯の場合は、指の奥まで指輪が通らない場合もあります。入らない場合は無理に新郎が押し込むのではなく、後で新婦が自分ではめるようにしましょう。
4.新婦から新郎へ指輪をつける
新婦の指輪をはめたら、次は新婦が新郎の指輪をつけます。
新婦は指輪を受け取り、新郎の手を下から支えながら新郎の指に指輪を通します。新婦のときと同じく、新郎も差し出した手は、肘を90度にして指先から肘までを直線にすると、終始エレガントな指輪交換を演出できます。
5.誓いのキスをする
指輪の交換が行われた後は、向き合ったまま誓いのキスへ移り、司会者側に向き直ります。
スムーズな指輪交換をしたいなら練習がオススメ
指輪の交換はふたりで行うもの。そのため、新婦だけ指輪交換の流れや注意点をわかっていても、スムーズな指輪交換の実現は難しいです。
また、ゲストを招待した結婚式を計画しているなら、より注目されて緊張するもの。堂々とした姿でエレガントな指輪交換を目指すなら、事前の練習は有効です。
向き合う動作や指輪をつける肘の角度、指輪がもしもはまらなかった場合のことなど、事前に練習しながら打ち合わせをすることで、当日は余裕を持った指輪の交換が期待できます。
ただし、今回の流れは一般的な流れであり、結婚式場によって流れが異なる場合があります。練習する場合は、事前に式場へ流れの確認を行うようにすると間違いはありません。