ショップで困らない基礎知識!ブライダルリング用語集2 静岡KITAGAWA Bridal

一生の宝物になるブライダルリングを選びに行く前に、まずはどんなブライダルリングがあるのかを知りたい方もいることでしょう。
そこでダイヤモンドのカットやセッティング、素材についての基礎的な知識を、用語集としてまとめました。おふたりのブライダルリング選びに、役立ててくださいね。
ダイヤモンド編 カットの種類
ダイヤモンドの原石は、その形に合わせて最適な形にカットされます。カットの種類はたくさんあり、総数が分からないほどです。
ダイヤモンドの輝きはカットで大きく変わるとも言われているため、どのようなカットであるかは重要な要素です。婚約指輪に使われることが多い、主なカットの種類をご紹介していきます。
「ラウンドブリリアントカット」
婚約指輪のダイヤモンドに、よく使われているカット。「ブリリアント」という言葉には「輝かしい」「優れた」という意味があり、ダイヤモンドの輝きを最も引き出せるカット法と言われています。
上から見ると丸型で、横から見るとスタンダードなダイヤ型をしています。
光の反射や屈折率を考えて58面体(一部は57面体)に細かくカットされており、ダイヤモンドに入った光が内部で全反射して美しく輝くよう、緻密に計算されています。
「プリンセスカット」
上から見ると正方形になるカット。ブリリアントカットの一種で、プリンセスのような繊細な輝きを放つことから、プリンセスカットと言われています。
「ハートシェイプ」
上から見ると可愛らしいハート形になるカット。ブライダルにもふさわしいロマンチックな形ですが、「ハートシェイプ」に適した原石が少ないため希少価値があり、価格が高くなっています。
「エメラルドカット」
エメラルドによく使われる長方形に近いシンプルなカット。クラシックで大人っぽい雰囲気になります。
留め方(セッティング)編
ダイヤモンドなどの宝石を貴金属に留める(セッティングする)方法には、いろいろな種類があります。
大きく分けると「爪を使ったセッティング」と「爪を使わないセッティング」に分けることができます。それぞれの方法にメリット・デメリットがありますので、主な留め方(セッティング)をご紹介します。
●立て爪(爪あり)
一粒の宝石を数本の爪を使って留める方法。婚約指輪によく使われる、伝統的なスタイルです。いろいろな方向から光が入り、ダイヤモンドの輝きがひときわ増すように、工夫されています。
●カテドラルセッティング
宝石の両脇を、大聖堂(カテドラル)のようなアーチ形状で高く持ち上げるようにした、エレガントなセッティングです。
宝石が安定して頑丈になるというメリットがあります。
●伏せこみ
ダイヤモンドの周りをぐるりと貴金属で囲む、モダンな印象のセッティングです。プラチナなどの地金に穴を開けてダイヤモンドを埋め込むため、出っ張りが低いのが特徴です。
指輪で服や家具などを傷つける心配が少ないため、日常生活で身に着けやすいのがメリットです。
●レールセッティング
2本の電車のレールのような貴金属の間にダイヤモンドを留めるため、レールセッティングと言います。
高さやでっぱりが少ないため、日常で使いやすいデザイン。エタニティリングでよく使われています。
●彫り留め
地金を彫って、宝石を埋め込む留め方。0.1カラット以下の小さなダイヤを留める時に、よく使われます。
ダイヤモンドの形に合わせた彫り留めは、「ころし留め」「ドット留め」とも呼びます。
素材編
●プラチナ(Pt)
プラチナは、希少価値のある極めて高価な金属です。白く美しい輝きと希少性から、婚約指輪や結婚指輪の素材として人気があります。
傷がつきにくく、酸やアルカリにも強く変質しにくい性質があるため、日常的に身に着ける指輪に最適な素材と言えます。
金属アレルギーになりにくいのも、プラチナの利点です。
●金(K18)
日本のブライダルリングは、プラチナが主流になっています。しかし海外では、明るく華やかな印象のゴールドが人気です。
純金はK24ですが、金100%だと柔らかく変形しやすい性質があります。そのため一般的には銀と銅を混ぜて純度75%にしたK 18が、ジュエリー素材として使われています。
●イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールド
イエローゴールドは黄金のイメージどおりの鮮やかな黄金色、 ピンクゴールドは淡いピンク色、ホワイトゴールドは柔らかい印象の白色です。
ゴールドに他の金属を混ぜることで、色のバリエーションが生まれます。 ゴールドに加える銀を増やすと白っぽくなり、銅を増やすと赤っぽくなっていきます。
メーカーが微妙な配合によりそれぞれの色を作り出しているため、色に関しての細かい決まりはありません。
まとめ
ブライダルリングにいろいろな種類があるのを知り、驚かれた方もみえるかもしれません。ダイヤモンドはカットやセッティングが変わると、指輪の印象が大きく変わります。
またプラチナやゴールドなどの素材選びも大切です。デザインの好みや使いやすさを考えながら、おふたりに最適なブライダルリングを見つけてくださいね