贈られた婚約指輪に贈与税はかかるの？ 静岡KITAGAWA Bridal
婚約指輪はダイヤモンドなどの宝石が使われていることが多いため、大変高価で嬉しい贈り物ですよね。
でも通常は、高額な現金や不動産、高価な貴重品などを贈与された場合には、贈与税を支払わなければなりません。
もしも高価な義母の婚約指輪をもらった場合や、購入した婚約指輪を婚約者から贈られた場合には、現金などの贈与と同じように、もらった人が贈与税を支払わなければならないのでしょうか。
せっかく婚約指輪をもらっても、贈与税の支払いが発生したらどうしようと不安になってしまう人もいるかもしれません。
そこで今回は「婚約指輪に贈与税はかかるの？」という、贈与税に関する疑問と不安を解決できるように詳しくご説明していきます。
義母のお下がりの指輪は嬉しい？
義母のダイヤモンドなどの婚約指輪を譲り受けるというケースが、最近とても増えてきています。
もらえることは嬉しいけれど「義母の婚約指輪をもらって喜んでいいの？」と、新しい婚約指輪ではないことにためらいがあるかもしれません。
日本では婚約指輪は新しく購入しなければならないと考えている方が多いですが、ヨーロッパなどではその家に代々伝わる婚約指輪を、親から子へと受け継ぐことは珍しくありません。
イギリス王室のウイリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪も、母親の故ダイアナ妃の婚約指輪でした。
このように義母の婚約指輪をプレゼントしてもらうということは、相手の家に家族として迎え入れられたということであり喜ぶべきことです。
欧米には結婚式の当日に「何か古いもの（サムシングオールド）」を身に着けると永遠に幸せになれる、という言い伝えがあります。
一般的には贈られた古いジュエリーを身に着けるため、お下がりの婚約指輪を身に着けると幸せになれるかもしれませんね。
お下がりの指輪をリメイクも可能
義母のお下がりの婚約指輪をプレゼントされた場合には、指のサイズが合わないことが多いため、そのままでは使えないことが多いです。サイズ直しなどのリメイクをしましょう。
リメイクはサイズ直しだけではなく、デザインを新しくするリメイクも可能です。指輪のデザインにも流行があるため、お下がりのデザインのままでは古く感じてしまう場合もあります。
デザインも変えて自分好みの婚約指輪にリメイクすれば、新品のように素敵な指輪に変身します。
華やかなデザインが好きな方は、小さな飾り用のダイヤモンドを追加すると豪華になり、ぐっと華やかさが増すためおすすめです。
「大切な婚約指輪をリメイクすると嫌がるかもしれない」と、義母にリメイクしていいかを聞きにくいかもしれません。
でも義母も新しい指輪に変身するのを、喜んでくれる場合もあります。勇気を出して一度聞いてみてはいかがでしょうか。
婚約指輪に贈与税はかかるの？
「贈与税」というのは、他の人から何かを贈与された場合に発生する税金のことです。年間に110万以上の贈与があると、贈与税の対象になります。
贈与税は現金だけではなく、車や家などの贈与にも支払いが必要です。そしてあげた人ではなく、もらった人が贈与税を払うしくみになっています。
しかし例外もあります。「社会通念上相当の香典・花輪やお中元・お歳暮、お祝い品」などは贈与税が免除されるため、支払う必要がありません。
そして婚約指輪は、この「お祝い品」にあたります。高額な品であっても婚約指輪は贈与税の対象にはならず、支払う必要はないということです。
たとえ数千万円の婚約指輪であっても、年収に見合った指輪であれば、贈与税はかからないことになっているため安心してください。
指輪は財産
婚約指輪として、一般的にはダイヤモンドが多く選ばれています。
ダイヤモンドにはカラットや品質を記載した鑑定書が付くことが多いため、ダイヤモンドの指輪は資産価値としての信頼性が高いのです。
そして結婚指輪もまた、プラチナや金など希少金属としての価値がある素材が選ばれることが多いです。
ダイヤモンドなどの宝石やプラチナや金などの貴金属は、年月を経ても劣化しにくいため、婚約指輪と結婚指輪はどちらも資産価値がある財産と言えるのです。
そして指輪の価値は、金銭的な意味あいだけではありません。婚約指輪は将来子どもが結婚する時や子どもの婚約者に、お祝い品として贈ることもできます。
指輪は大切に扱えば、家族のジュエリーとして時代を超えて代々受け継ぐことが可能です。受け継がれていく婚約指輪には家族の歴史が刻まれていき、家の大切な財産として価値が増していきます。
まとめ
婚約指輪と結婚指輪は、祝いの品であるために贈与税がかかりません。安心してください。
家族の歴史が刻まれたダイヤモンドを婚約指輪として贈るのは、家族の一員として歓迎しているためでもあり、とてもロマンチックなことです。
でも彼女に新しい指輪が欲しいという気持ちがあるならば、新しい指輪も購入してプレゼントしてはいかがでしょうか。
サファイヤやルビー、真珠など、譲り受ける指輪とは違う種類の宝石を贈るのも、おすすめします。少しでもおふたりの婚約や結婚準備の参考になれば幸いです。
