リングピローってなに?使い方や準備の方法【静岡市】
結婚式の準備に必要なものの1つであるリングピロー。
準備するリストに含まれていても、なぜ必要なのか、どのように使うのかを知らなければ、準備ははかどりませんよね。
今回は、結婚式の準備に必要なリングピローについてご紹介します。リングピローの概念や、使い方、準備の方法を知って、お気に入りのリングピローを取り入れましょう。
リングピローとは?
リングピローは、結婚式の指輪交換で使用する指輪を置いておくものを指します。
ピローは英語で『枕』のことを示すように、枕のようなクッションの形をしていることが一般的です。
リングピローにはリボンがついており、指輪をリボンに通してちょうちょ結びで留め、使用します。
指輪交換は、もともとキリスト教式で行われていましたが、現代の日本では人前式や人前式、仏前式などの挙式スタイルでも指輪交換が行われているため、キリスト教式に限らずリングピローが用いられるようになりました。
今や、リングピローは、結婚式を行うカップルが必ず準備するものと言えます。
リングピローの由来と意味
リングピローのはじまりは、古代エジプト時代に行われていた結婚式だと言われています。
古代エジプト時代では、装飾品を直接手で触ることは失礼だという理由から、枕にのせて運び、渡すという慣習がありました。
時を経て、この慣習が他の国の結婚式にも使われるようになり、現在のリングピローにつながっています。
装飾品を運ぶ役割があるリングピローですが、結婚式では指輪をリボンで指輪を結び留めることが特徴。
夫婦の“永遠の愛”を象徴する指輪を、“約束”を意味するリボンで結ぶことで、“永遠の愛を結ぶ”という意味が込められていることもリングピローの魅力です。
リングピローの使い方
リングピローには、意外にもさまざまな用途があります。それぞれの使い方をご紹介します。
指輪交換のために使う
結婚式では、結婚指輪はリングピローにのせて、祭壇に置いておくことが一般的です。
指輪交換の儀式になると、神父や牧師がリングピローを差し出し、新郎新婦はリングピローから指輪を受け取ってお互いの指にはめるという流れが指輪交換の一般的な流れです。
指輪をそのまま置いたり、リングケースに置いたりすることもNGではないですが、リングピローを使うことで大切な儀式の雰囲気を崩さずに指輪交換を行うことができます。
指輪を運ぶために使う
リングピローを祭壇に置いておく方法が一般的ですが、子どものゲストがいる場合、“リングボーイ”や“リングガール”になって指輪を運ぶ、リングベアラーという演出方法もあります。
新郎新婦が入場するように、リングボーイやリングガールがリングピローを持って入場し、祭壇へ指輪を運ぶという演出は、ゲストにとっても印象が残りやすく、リングピローが際立つ指輪交換が期待できます。
演出用の小物として使う
指輪交換だけではなく、結婚式のムードを盛り上げるための小物として使うこともオススメな使い方です。
たとえば、受付のテーブルに添えたり、ウェルカムアイテムの1つとして並べたり、前撮りの写真に使う小物として活用することもできます。
インテリアとして使う
リングピローは枕のようなクッションの形をしていることが一般的ですが、近年ではバリエーションが豊富になり、鳥かごタイプやプリザーブドフラワーなどのタイプもあります。
インテリアとして部屋に飾ることを考慮してリングピローを選ぶと、当日だけではなく、結婚式後の生活にも幸せな気持ちになるインテリアアイテムとして使えます。
赤ちゃんの初めての枕として使う
リングピローを、赤ちゃんが初めて使う枕であるファーストピローにすると、子どもが幸せいっぱいに育つと言われています。
リングピローは永遠の愛の誓いを近くで見守っていた存在であり、ゲストからの祝福も吸収しています。
そんなリングピローは幸せの象徴であり、リングピローで眠る赤ちゃんはたくさんの愛情に包まれながら育つと言われています。
ファーストピローを目的としてリングピローを準備する方法もオススメです。
リングピローを準備する方法
リングピローの準備には、以下のような方法があります。
・式場でレンタルする
・ネット通販やショップで購入する
・手作りキットを使って自分で作る
・オリジナルデザインで1から自分で作る
リングピローの貸し出しを行っている式場もありますが、有料のケースがあったり、プレゼントしてくれたりと、式場によってリングピローの取り扱いはさまざまです。
式場でレンタルを行っていないケースもあるため、事前に式場に確認しましょう。
リングピローの使い方や、ご自身の準備しやすい方法に合わせた準備がオススメです。
リングピローを準備して思い出深い結婚式を目指そう
リングピローは指輪を置くだけではなく、演出やインテリア、子育てまで幅使えるアイテムです。
そのため、手作りで準備する新郎新婦が珍しくないほど、リングピローに込める思いは特別なもの。
伝統的なクッションタイプから、インテリアのアクセントになるようなタイプ、和装にも似合うデザインがあるなど、幅広く楽しめる豊富なバリエーションも、選んでいて楽しくなるポイントです。
リングピローを活用して、結婚式を素敵に演出してみてはいかがでしょうか。