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指輪の製造方法とは?鍛造製法が選ばれる理由【静岡市】

鍛造の結婚指輪

結婚指輪や婚約指輪選びを始めると鍛造(たんぞう)や鋳造(ちゅうぞう)という言葉に出会うことがあると思います。鍛造と鋳造は製造方法のことで、この二つの製法でほとんどの指輪が作られています。

指輪選びには、素材やデザイン、宝石や金額など、様々なポイントがありますが、製造方法も知っておくべき重要な要素です。製法によって、デザインの種類や、日常生活での注意点などが変わってきます。

デザインや強度を左右する製法を学び、自分たちのスタイルに合った指輪選びの参考にしてください。ここでは、「鍛造製法」にスポットを当てて紹介していきます。

鍛造製法とは

鍛造製法とは、プラチナやゴールドなどの金属を叩いたり引っ張ったりと、圧力を加えながら形成していく製法です。熟練の職人が時間をかけて作り上げる方法と、プレス機で圧力をかけ掘削していく方法の二つがあります。

■職人の手による工程

まずは指輪に必要な地金を計算し、割り出された量の金属を溶かします。ゴールドの融点は約1070度、プラチナの約1770度なので加える熱は超高温、非常に危険な作業です。

溶かした金属を専用の台に乗せ、ハンマーで叩いていきます。繰り返し叩き、火を入れ引き伸ばしていくことで、中の気泡が消え、金属の密度が高くなり鍛えられていくのです。

叩き伸ばしながら四角く形成し、板状に仕上げます。この段階で目的の厚さと幅に整えていくため、高度な技術が必要です。金属の板をサイズに合わせカット、結婚指輪であれば2本分取ることもあります。

丸い棒や型に板を押し当てながら、木槌などで叩き巻きつけながら丸く形成していきます。板の端を溶接し、一連の輪にします。できあがった輪を研磨し、石を留めたり刻印を施し、完成します。

■プレス機による工程

手作りと同じように、金属を溶解するところから始まります。エアハンマーを使い、金属を何度も叩いて密度を高めていきます。この金属を鍛えるという作業が「鍛造製法」に不可欠な要素です。

鍛えた金属をロール機にかけ、目的の厚みと幅まで圧縮、引き伸ばしていきます。この段階で気泡や膨らみがないかの目利きが必要ですが、現在はX線装置などの機械で確認することが可能です。

板状になった金属を、また機械を使用してドーナツ形に切り抜きます。ドーナツ型をさらにプレス機にかけ、絞り込みながら立体的な指輪へと形成していきます。機械を扱う技師にも高度な技術が必要とされます。

研磨や装飾を施して完成させていきます。機械を使い、伝統的な方法に比べ大量生産を可能としましたが、どの工程にも機会を扱う技師の技術や感性が必要な製法です。

メリット

多くの工程に手間暇をかけ、高い技術を必要とする鍛造製法には、どんなメリットがあるのでしょうか。鋳造製法との違いとも比べながら、見てみましょう。

■硬度が高い

鋳造製法は、溶かした金属を型に流し込むという製法です。鍛造製法は金属を鍛え、密度を高くしているため、鋳造製法に比べ強度が高くなるというのが最大のメリットです。

変形に強く、表面に傷も付きにくいので、安心して毎日身につけることができます。

■仕上がりがなめらか

鋳造製法では、型に流し込んだ際に気泡が入ってしまい、中に空洞ができたり、表面に凹凸ができてしまったりすることがあります。

鍛造方法では、叩く、引き伸ばすといった工程で気泡を含まない造りになるため、なめらかでつけ心地の良い表面に仕上がります。また表面硬度が高いため、研磨した際より輝きが増します。

■ハンドメイドのぬくもり

型から作る鋳造性に比べ、一枚の板から作り上げる鍛造性の指輪は、それぞれ表情の違う味わい深さがあります。特に伝統的な製法では職人の想いと、ぬくもりを感じることができます。

デメリット

良いことばかりのように感じる鍛造製法ですが、まったくデメリットのないものはありません。鍛造製法で指輪を注文する際に、気を付ける点を紹介します。

■シンプルなデザインが多い

金属を鍛え、硬度が高くなることにより複雑なデザインが難しく、ストレートラインのシンプルなデザインがほとんどです。厚みや幅も太めのデザインが多く、ウェーブラインや繊細な女性らしい指輪は鋳造製法の方が得意としています。

特にピンクゴールド素材は鍛造での形成が難しいとされており、鋳造製法のものがほとんどです。また、しかし、現在は機械によりデザインの幅も広がっており、職人の腕によっては複雑なデザインを実現できることもあります。

■時間がかかる

大量生産が可能な鋳造製法に比べ、金属を鍛える工程や、職人の手を必要とする鍛造製法は、完成までに時間がかかります。鍛造製法で結婚指輪を注文する場合には、結婚式などの必要なシーンに間に合うように早めの準備が必要です。

■サイズ直しが難しい

鋳造製法での指輪に比べ、鍛えた一枚の板から作られた鍛造製法の指輪はサイズ直しが難しいと言われています。特に伝統的な製法の場合は、職人の技術がまた必要となるため、アフターサービスの充実も要確認です。

まとめ

鍛造の結婚指輪
いかがだったでしょうか。指輪の製造方法「鍛造製法」について紹介しました。シンプルなデザインが好みで、毎日身につけたいという人にぴったりの指輪です。

デザインや宝石だけでなく、たくさんある指輪選びのポイントに、「製法」もぜひ検討材料の一つに加えてみてください。

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