男性目線で選ぶ婚約指輪のデザインとは?【静岡】

婚約指輪は結婚への第一歩を踏み出す際に、女性へ永遠の愛を誓うことを表現するアイテムです。結婚するふたりにとって一生の思い出にもなるため、最高の指輪を贈りたいものです。
婚約指輪はデザインだけではなく、贈る側の予算や贈る相手の着用頻度を考慮する必要があります。今回は贈る側の男性目線で婚約指輪を選ぶポイントや、婚約指輪のデザインについてご紹介します。
■婚約指輪とは
婚約指輪は、別名エンゲージリングとも言われます。プロポーズなどの婚約時に男性から女性に贈るリングを指し、ふたりが婚約したことを約束した証しにもなります。
婚約指輪はダイヤモンドがあしらわれているデザインの指輪が一般的です。ダイヤモンドは地球上にある物質の中で、最も硬い天然鉱物であり、形が変化にしくいという特徴を持っています。
そんなダイヤモンドの特徴から“変わらない永遠の輝き”が表現できるとして、ダイヤモンドをあしらった指輪を贈ることが定番となりました。
■婚約指輪に対する女性の思い
婚約指輪を準備しないという選択肢もありますが、婚約指輪は男性から女性へ永遠に変わらない愛を約束する証しであり、お洒落のために着用するアクセサリーとは異なった意味合いを持っています。
女性にとって永遠の愛を形で表してくれる婚約指輪は、渡してもらう瞬間こそ特別なイベントだと思っていることを心得ておきましょう。さらに婚約指輪のデザインを女性に選んでもらう場合でも、積極的にデザイン選びに参加して、婚約指輪を選ぶ時間を共有し、楽しむことがおすすめです。
婚約指輪のデザインを婚約者とともに選ぶという共同作業を行うことは、結婚に向けてさらにお互いの絆を深めるきっかけにもなるはずです。
■一般的な指輪の予算とは
婚約指輪は「給料の3か月分」という相場が一般的な時期もありましたが、結婚情報誌ゼクシィが2018年に行った調査によると、41.9万円が全国の平均的な購入価格であるという結果が出ました。
20万~60万円の価格帯が多くを占めていますが、30万円代が特に多い価格であるという調査結果が出ています。ただ、婚約指輪に対する予算は人それぞれで異なります。
婚約者と一緒に婚約指輪のデザインを選ぶ際には、予算の上限をしっかりと伝えましょう。予算を伝えることは、お互いに気持ちよく結婚する準備を進められる手段になると言えます。
■婚約指輪を準備するタイミングとは
婚約指輪は既製品を選ぶか、オーダーメイドの指輪を選ぶかで、指輪を受け取る時期が異なります。
また、既製品の場合でもイニシャルや記念日の刻印、サイズ調整をする必要があるため、即日で準備することができません。およそ2週間から1か月ほど時間を要する場合もあります。そのため、2か月前くらいから準備を進めることが推奨されています。
■ダイヤモンドの品質確認
ダイヤモンドは“4C”と呼ばれる品質を定めた評価基準が設けられています。4Cは、Carat(カラット)、Color(カラー)、Clarity(クラリティ)、Cut(カット)の4点を評価するもので、頭文字を取り4Cと言われています。
専門家がダイヤモンドの価値を4Cの基準から評価したものを、鑑定書にて確認できるようになっています。ダイヤモンドがあしらわれている指輪を選ぶ際には各要素やグレードの知識は欠かせません。4Cそれぞれの要素は以下のとおりです。
・Carat(カラット)
カラットは重さを表し、“ct”の単位で表されます。1ctはグラム数で表すと0.2g。この重さが大きな数になるほど、希少価値が高くなり、グレードも上がります。
・Color(カラー)
ダイヤモンドは無色透明に見えますが、実はわずかに黄みがかかったダイヤモンドが多いです。そのため完全に無色透明であるダイヤモンドは希少価値が高く、グレードが上がることが特徴。4C基準では、アルファベットでカラーを表記しています。
・Clarity(クラリティ)
クラリティは透明度を表します。ダイヤモンドについているキズやヒビ、ダイヤモンド内にある内包物の数・場所・大きさなどを鑑定します。
ダイヤモンドは天然でできた結晶であるため、完全に不純物が入っていないダイヤモンドは存在しないと言えるほど、内包物が含まれています。その中でも透明度が高いダイヤモンドは高い評価を得ています。
・Cut(カット)
4Cのカットとは、人の手で削られてできたダイヤモンドの形を指します。カットは形をただ整えるだけでなく、ダイヤモンドの輝きが発揮できる形になっているかという点が評価のポイントです。
ExcellentやGood、Fairなどで評価されているので、素人にもわかりやすい表記で表されていることが特徴です。
■デザインの種類
婚約指輪には多くのデザインがあるため迷う要因でありますが、大きく分類すると4つに絞ることができます。
・ソリティアタイプ
大きな石を1粒置き、ダイヤモンドの輝きが際立つデザインになっている指輪がソリティアタイプと言います。婚約指輪を代表するデザインの形で高い人気を誇っています。
・メレダイヤモンドタイプ
メインとなる大きな石のサイドにメレダイヤモンドという小粒のダイヤモンドを添えるデザインです。小粒のメレダイヤモンドを添えることによって、よりメインの大きなダイヤモンドが引き立ちます。ダイヤモンドが指いっぱいに広がり、ゴージャスな印象もあるデザインです。
・ふせこみタイプ
ソリティアタイプやメレダイヤモンドタイプのように、ダイヤモンド部分にボリュームが出ていると、日常使いでは不便に感じることがあります。
ふせこみタイプはダイヤモンドがリング部分と同じ高さになっているので、日常使いしても引っ掛かりにくい特徴のあるデザインです。家事や仕事の邪魔になりにくいので、働く女性には人気があります。
・エタニティタイプ
エタニティタイプはリング沿って同じカットのダイヤモンドが並べられたデザインを指します。
リングを一周するデザインはフルエタニティ、半周部分にダイヤモンドが並べられているデザインはハーフエタニティと言います。指を華やかに輝かせるデザインです。
まとめ
婚約指輪の受け渡しは女性の心に一生残ると言える瞬間です。プロポーズのときなど、渡したいタイミングで慌てずに渡せるよう、準備はしっかり整えておくことがベスト。
もしも婚約者が仕事の関係などで指輪を着用できない場合、ネックレスを贈ることもおすすめです。形にこだわらず、ふたりにとって心地よいエンゲージアイテムを選びましょう。