婚約指輪のお手入れは?美しさを長く保つ方法【静岡市】

一生身につけたい婚約指輪、どうしても汚れや傷、変色・変形などの心配はつきものです。心配だからと言って大切にしまい込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
ここでは婚約指派のお手入れ方法や、日頃気を付けたいことなどを紹介します。せっかくの婚約指輪です。正しいケアの方法を身につけて、身につける機会を増やす参考にしてみてください。
汚れの原因は?
一番多い汚れの原因は、汗や化粧品によるものです。長時間身につけることの多い指輪は、汗や皮脂が徐々に蓄積されていきます。またハンドクリームやヘアワックス、日焼け止めなども、指輪の汚れやくすみの原因となります。
特にダイヤモンドは親油性が高いという特性があるため、皮脂などの油分が付着しやすく、手入れをしないと輝きが鈍くなってきます。
家事や食事、化粧など、身近なところに汚れの原因はあります。日頃からケアを怠らないことが大切です。
日常的なケア
自宅でも簡単にクリーニングすることができます。汚れがひどくなる前に、日常的なケアを心がけましょう。
■布でから拭き
指輪の基本的なクリーニングは、柔らかい布でのから拭きで十分です。ほこりや油分による汚れは取り除けます。素材や宝石の種類を問わずにできるので、日頃からこまめに拭くようにしましょう。
研磨剤の入った磨き用クロスは、傷の原因となる場合があります。自宅では柔らかい布で拭くことをおススメします。
■水洗い
汚れが気になってきた時は、中性洗剤を使ったつけ置き洗いをしましょう。コップやボウルなどにぬるま湯を張り、食器洗い用の中性洗剤を数滴たらし、しばらく指輪を浸けておきます。
柔らかいブラシでアームとダイヤモンドの隙間や、留め金などを優しくこすって汚れを落とし、水で十分にすすいだら柔らかい布で水気を取ります。
注意点は水洗いに適さない素材や宝石があることです。プラチナかゴールドの素材、ダイヤモンド以外の宝石では水洗いは避けましょう。また、排水溝に落として紛失しないよう、作業環境にも注意してください。
傷や変形の原因
指輪の傷の原因は、お皿やカトラリー、鍋や釜など硬いもの触れた時です。やはり家事や食事など、日常生活で細かな傷が付けいてしまうことが多いのです。
また重いものを持ち上げた時に、指輪に負荷がかかり変形してしまうことや、素材によっては掃除の際に使用した薬品や、温泉の成分による変色の恐れもあります。着用シーンに気を付け、適宜外すことも必要です。
素材ごとの特徴
指輪の素材によっては傷が付けきにくいものや、変色・変質のしにくいものもあります。傷が付けかないように気を付けることや、日頃のケアも大切ですが、普段使いしやすい素材を選ぶのも対策の一つです。
傷が付けきにくいとされている素材はプラチナとゴールドです。素材ごとの特徴や、素材によってのケア方法・注意点を紹介します。
■プラチナ
プラチナは婚約指輪の定番素材で、最も人気のある素材です。希少性や、白く輝く純粋性からブライダルリングにふさわしいとされていますが、経年劣化に強いという特徴からも指輪の素材に選ばれています。
プラチナは熱や酸に強く、変色・変質しにくいため指輪の素材に適しています。しかし実は柔らかい金属で、変形しやすく傷が付けきやすいため、純プラチナではなく他の金属を混ぜ、強度を上げて用いられます。
婚約指輪にふさわしいとされているのは、Pt900(純度90%)とPt950(純度95%)のプラチナです。純度が高いほど柔らかいため、傷の付けきにくい素材は、Pt900のプラチナであると言えるでしょう。
■ゴールド
ゴールドもプラチナと同様に、変色に強く人気の素材です。そして強度も同様で、純ゴールドは柔らかいため、純度75%程度の合金が一般的に貴金属に用いられます。
混ぜる金属の種類や割合によって、イエローゴールドやホワイトゴールド、ピンクゴールドなどのカラーバリエーションがあります。
ピンクゴールドは混ぜる銅の割合が多いため、汗や温泉などで変色してしまう可能性があり、注意が必要です。
ホワイトゴールドはプラチナに似た輝きを持っていますが、メッキ加工をしているものがほとんどです。着用しているうちにメッキが剥がれることが多く、メッキの再加工が必要になります。
専門店でのお手入れ
日頃大切に扱い、日常的なケアはしていても、自宅では取り切れない傷やくすみはどうしても出てきます。専門店での定期的なメンテナンスを利用することも、購入時の美しさを長く保つには有効です。
ブライダルリングを取り扱う専門店の多くは、アフターサービスを行っています。購入した店舗でのアフターサービスを確認し利用しましょう。
■クリーニング
クリーニングサービスはほとんどの専門店で行っています。サービス内容に無料で含まれていることも多く、店頭で気軽に依頼できます。専用の洗浄機を使い、自宅では取れない汚れやくすみもきれいになります。
■磨き直し
細かな傷が気になる場合は、磨き直しや、仕上げ直しと言ったサービスを行っている店舗もあります。表面を磨き凹凸を均すことで輝きを取り戻すことがます。
しかし磨き直しとは、指輪をごく薄く削るということです。繰り返しの磨き直しは指輪の負担になります。磨き直しは頻度や回数を慎重に検討しましょう。
まとめ
婚約指輪を長く愛用するためには、日常生活での注意や、日頃のケアが大切です。家事や力仕事の際にはできるだけ外し、着用後はしまう前に拭き上げる習慣をつけましょう。
また、置き場所を決めることや、専用ケースに戻すなどの習慣づけも大切です。紛失の危険性が減ることはもちろん、他ジュエリーとの接触による損傷なども回避できます。
大切な婚約指輪です。たくさんのシーンで身につけ、正しいお手入れで美しさを長く保ってください。